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2017/03/02

ベルソムラ




最近、「ベルソムラ」という睡眠薬をネットで見かけたり、実際飲んでいるという話を聞きます。

早速、調べたらベンゾジアゼピン系ではなく、2014年に発売された全く新しい作用機序の薬だそうです。

作用機序については、以下のURLから要点を抜粋すると

ベルソムラ錠の効果と特徴【医師が教える睡眠薬の全て
http://seseragi-mentalclinic.com/suvorexant-effect/
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>ベルソムラは「オレキシン受容体拮抗薬」という種類のお薬になります。

>オレキシンという物質は脳において「覚醒の維持」に関わっていることが報告されています。そのオレキシンをお薬でブロックするという事は、「覚醒の維持をブロックする」ことになるため、眠りに導くこととなります。

>ベルソムラの特徴として、
•効果がしっかりしていること
•副作用が少なく、特に耐性・依存性などがほとんどないこと
•入眠障害(寝付けない)、中途覚醒(夜中に起きてしまう)の両方に効果があること
•今までにない、新しい作用機序の睡眠薬であること

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ということらしいです。

読む限りでは、ベンゾのような依存と耐性を生じる薬ではなさそうです。
もちろん新しい薬なので、数年経って依存・耐性を生じる可能性は否定出来ません。
または新たな副作用がある可能性も否定出来ません。

私自身は、睡眠障害であったことはないんですが、
人間 眠りたくても眠れないのは 辛いと思いますし、眠れないことで体調不良にもつながりそうです。睡眠障害の人にとっては、薬を使ってでも眠りたいと思うのは自然だと思います。

私はいまだに、睡眠障害とみれば ベンゾがホイホイ処方されていると思っていました。
睡眠障害の方は、依存と耐性を生じるのも承知で、仕方なく ベンゾを飲むしかないと思っていました。

しかし、非ベンゾの睡眠薬が開発され、新しい作用機序の睡眠薬が第一選択されるということは、ベンゾの危険性が認識され、少しずつベンゾを使わない方向で動いているのかもしれません。
睡眠障害で睡眠薬を飲まざるを得ない人達が、依存と耐性のリスクから遠ざかれることは喜ばしいことです。
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コメント

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ベルソムラ

ベルソムラに関しての情報を少し入手しました。
オレキシン受容体拮抗薬というのは早い話が「人工的にナルコレプシーの疑似状態を作り出す薬」で、ナルコレプシーの原因はオレキシンの欠損だそうです。
治験結果によれば依存性はマイスリーと同じ位。
副作用として日中の傾眠などがあるそうです。

この話を聞いて、「これヤバくね?」と思いました。

副作用や依存性のない夢のような薬というのはやはり今の所は作れないというのが現状なのでしょう。
そして脳に作用する薬はやはり安全だと言われても鵜呑みにしない方がいいようですね。

睡眠薬

オレキシン受容体拮抗薬は、まだデーターか少ないので、これからだと思いますが、依存については、ベンゾのような4つの反作用が出るような離脱症状は出ませんが、副作用はおっしゃるとおり、結構出ると聞いています。

マイスリーは、GABAω1受容体にしか作用しないので、ベンゾのように不安・筋弛緩などのω2受容体の反作用は出ませんが、常用すると、ベンゾ同様、高確率で耐性依存するので、一気に止めると4つの不眠障害が発生しますね。

そして、メラトニン受容体作動薬ですが、これが一番安全。
ですが、これは、飲んでも、部屋を暗くしないと、メラトニンは放出されないので、遅くまでPCや寝ながらスマホやっている人には、飲んでいる意味がないですし、長期投与する必要もあり、長い人では1か月後に効果が出てくるとも言われています。
作用も非常に弱いので、これをのむくらいなら、夜の生活習慣を改善させた方が近道です。

いずれにしても、どの薬も頼りたくないものばかりですね。


返信

>Kisaさんへ

中枢神経に作用する薬はやはり何らかの影響はあるでしょうね。
外部から体内の自然代謝を乱すものが入ってくれば
ホメオスタシスによりそれを打ち消す力が働く。
それはベンゾでも他の薬でも同じなのでしょうね。


>ホリゾンさん

薬に頼らずに眠れるのが一番ですね。
眠ろうと意識すると眠れなくなったり、コタツに入ってたら何時の間にか眠ってたり、睡眠という物はなかなか面白いです。
昼間は活発に動いて、夜は副交感神経を優位するような生活習慣を作れば、通常なら眠りたくなくても、眠くなるはずです。

お試しでゾルレム入手

メラトニン作動薬がどんなものなのか、医師に頼んで、出してもらいましたが、医師から「この薬は、睡眠のリズムを修正する薬なので、抑うつの人や、貴方の疾患の場合は、多分効かないよ」と言われました。
「まぁ試したいというのなら、出すけど、食生活もいいし、日中も活発に脳を働かせて動いてるし、運動もしてるし、寝る時間も一定だし、しっかり努力してるから、眠剤に頼る必要性はないと思うよ」と言ってましたが、患者は納得していないので、しょうがなく出した感じでした(笑)。
止めておけという顔してましたね。

という事で、調子のいい日に2回だけやりました。

結果は、入眠はもともといいので、変化なしで、途中覚醒には全く効かず、夜中覚醒は確かに効かず、副作用が最悪でした。
翌日、頭痛・めまい・吐き気・翌朝まで残って18時までグダグダと日中は爆睡。1日ほぼ寝てました。
寝る前に1錠飲みました。

1週間後、1/4カットして再挑戦しましたが、副作用は多少和らぎましたが、頭痛は相変わらず明け方に出ますね。
夜中覚醒は全く効果なし。効果はゼロ。

眠れないのは、寝る前に交感神経が働くようなことをしたか、
夜中覚醒は、抑うつの症状が出ているからではないかと言われました。

結局、自分の場合、夜中覚醒はしているものの、睡眠は十分とれており、長く続いた離脱症状のせいで、眠れていないという思い込みが強くなり、単にそういった過敏思考でした。

(無論、個人差があり、私の場合はという事ですので)
生活のリズムがずれている人には効くかもしれません。

減薬の助けににはなるかどうかというと、微妙です。
Wikipediaの情報では、助けになるという事書かれていましたが、全く助けになりませんでした。

主治医は、ワイパックスさんと全く同じこと言ってました。

「生活習慣・栄養状態は良いから必要ない」
「気にしすぎるから眠れない」
「気にしすぎるからこだわりが強くなって心理的に不安定になって不安が生じる」

ホリゾンさんへ

どうしても眠れないという方は、薬の助けも必要かもしれませんが、
通常は、昼間活発に動いて、夜にのんびりしていたら自然に眠たくなるような気がします。
眠れない方は、眠ろうと意識せず、コタツや座椅子に横たわって、のんびりと過ごしていた時に、「ああ眠いな」と思ったタイミングでそのまま眠るといいんじゃないかと思います。

ソルレムの服薬体験記ありがとうございました。
睡眠障害の方の役に立つと思います。